中性的なモデル・俳優 【男性編】 美輪明宏
今は、まっ黄色の髪でオーラ！！を放っていらっしゃる美輪明宏さんですが、
お若い頃はそれはもう、美しい俳優の中でもぐんをぬいた美貌をお持ちだったのです。
画像元：http://blogs.yahoo.co.jp/assann0621/8366074.html
美輪明宏さんも、ある意味美しさゆえに
波乱万丈の人生を歩んでこられたと言っても過言ではないです。
少年時代にあった長崎市への原爆投下
美輪の実家は、長崎市内の「丸山遊郭」と呼ばれた遊郭街で、『世界』という名前のカフェを経営していた。
しかし「敵性文化を商売にする事は時局にそぐわぬ」と言われて、カフェを閉店せざるを得なくなり、金融業に転業。
10歳だった美輪は長崎への原爆投下時、長崎市本石灰町の自宅におり無事だったが、
その後、近くの防空壕で待機した後に、6日後の終戦の日に爆心地近くにあった生母の実家へ祖父母を1人で探しに行き、惨状を目の当たりにする。
「実家に戻ると水を求めてきた瀕死の被爆者らが押し寄せて、一家総出で水を与えた。とりわけ女性の被爆者に水を与えたところ、幼い自分を拝んでそのまま死んだ。まさに地獄ですよ。」
引用元：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F#cite_note-2
歌手・俳優としての活躍
歌手を夢見て、1951年の春に国立音楽大学付属高等学校進学の為、15歳で上京。
上京後まもなく実家が破産。学校を中退し、ホームレスに近い生活を送ることに。
画像元：http://blogs.yahoo.co.jp/tenjou7/30804072.html
銀座のシャンソン喫茶『銀巴里』の美少年募集の張り紙をきっかけに、銀巴里との専属契約を交わし、歌手デビュー。国籍・年齢・性別不詳として売り出す。
1957年、 フランスのシャンソン『メケ・メケ』を日本語でカバーし、艶麗な容貌で、シャンソンを歌い上げ、一躍人気を博す。
『メケメケ』以来のブームは、1年程で沈静化。
その間に、週刊誌にて、自身が同性愛者である事を公表する。
同時に、旧来のシャンソンのイメージに無い、自ら和訳した生々しい内容のシャンソンを歌唱した事に対する反発を受け、一気にイメージダウン。人気は急落する。
美輪曰く「人様の情けに生かされた」不遇の時代が続くと共に、吐血など原爆症に悩まされ始める。
画像元：http://www.lastfm.jp/music/美輪明宏
またメケメケでブームになった頃、文豪三島由紀夫との親密な関係がはじまる。
彼は、 美輪の美貌に「天上界の美」と絶賛するほど一目ぼれし何回も口説き落としました。
最初はあしらっていた美輪だが、おもしろいやつだな...。と親密になっていく。
後に三島は江戸川乱歩原作「黒蜥蜴」の戯曲を書き上げて美輪をくどきおとし、主役に迎えています。
この作品は深作欣二が監督を務めて、映画化もされ、アメリカやフランスなど海外でも高い評価を受けました。
三島由紀夫が自決した翌年の1971年（自身36歳）頃には、一気に白髪になったと語っている。
画像元：http://www.lastfm.jp/music/美輪明宏
引用元：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F#cite_note-2
引用元：http://www.tv-asahi.co.jp/ss/182/special/top.html
美輪明宏への改名
1971年、読経中に突如『美輪』の字が浮かびあがる。
姓名判断を調べると、完全無欠な画数だった為、丸山明宏から美輪明宏に改名。
一時期、俳優を引退し歌手活動に専念する。
1978年『枯葉の寝床』で舞台活動を再開するが、この頃より慢性気管支炎になり、年々悪化。俳優、歌手活動に支障を来たし始め、トークショー等のテレビ出演を控える様になる。
歌手としては、1984年にパリで、1987年には、パリ、マドリード、シュトゥットガルトでリサイタルを開催し、『ル・モンド』、『リベラシオン』を始め多数の新聞・雑誌に紹介・絶賛された。
また翌1991年の映画『黒蜥蜴』のニューヨークでのヒットなども重なり、美輪が曰く、この頃から、「メケメケ、ヨイトマケ、黒蜥蜴に続く四回目のブーム」の時期が訪れ、テレビやCM等への出演が増えた。
引用元：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F#cite_note-2
その後は、メディアに定期的に出演しながら活動されています。
1997年には、宮崎駿監督アニメーション映画『もののけ姫』では、山犬神、モロの君の役で声優を務めています。
2005年には、テレビ番組『オーラの泉』が始まり、「愛の伝道師」として出演しています。
全部書くと、内容が濃すぎて書ききれないので
もし興味を持った方がいれば、ぜひ調べてみてください。
一冊の本にもまとめられています。
この著者（豊田 正義）の作品は本当オススメ。
この本が一番客観的に、絶妙に美輪明宏の人生について書かれています。
本人が出している本よりこの一冊をオススメ。笑
